ローカルのパソコン,ローカルの人の頭にある情報には限りがある。ノーベル賞受賞者の頭だって,たいした量は詰まっていない。だが,すべてのファイル,頭の情報がつながると,世界は変わる。変えることができる。
グロクシス社のグロッカーという製品は,ウェブサイトとハードディスク内のファイルを横断的に検索し,円グラフで知識の地図をつくり,探している情報をみつけやすくしてくれる。このような情報を効率的に処理するためのツールは,今後より登場するだろう。
ウェブにはリンクがある。すべての情報は共有され,補完されることを許している。関連する情報へのリンク,補完する情報へのリンク,または反対の見解へのリンクを付け加えることで,知は広がる。世界はひとつでないことを知る。情報を引き出す検索エンジンと,リンクとで,すべての知はつながる。これは,人を変える,革命的アクセルである。
なにもつながる手段を持たない音楽や動画はかたわと一緒だが,ファイルの形で共有されてはいる。WinMXなどではあれこれファイル名にキーワードを詰め込んで検索に引っかかるようにしているけど,あまりスマートなやり方ぢゃない。ID3タグのようなものをピックアップし,検索に引っかけるというのが妥当なのだろう。それによって,ネットワーク上にあるすべての音楽がつながったら,音楽への興味を最大限に引き出せると思わない? 音楽も動画も,すべてはつながる必要がある(その弊害となるべき著作権は要らない)。拒絶するものに,未来はない。(ニュースネタ元:音楽配信メモ)
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